「これで、全てが俺のものになる・・」
デスクに向かって操作しながら、ファングはつぶやく。
よし、と立ち上がり、愛用のコルク銃をクルクル回しながら歩き回る。
ところが勢いよく回しすぎ、弾みでコルク銃が水槽の中に飛び込む。
「ああーー!!」
慌てて傍に行こうとしたそのとき、突然水槽が輝く。
「んな?!」
光り輝く中、水槽からハリネズミの女神が現れる。
「あなたが落としたコルク銃は銀のコルク銃ですか?それとも金のコルク銃ですか?」
「両方!」
「では、お返ししましょう。」
女神は手にした銀のコルク銃で銀玉を撃つ。
ファングは間一髪で避ける。
「ななな何で撃つんだ?!」
「ですから、銀の玉をお返ししたまでです。」
「あれ?じゃあ、金のは・・・」
「今からお返しします。」
金色に輝くソニックが現れる。
「ソ、ソニック?! グベッ!」
ホーミングアタックを喰らい、ダウンするファング。
「な、なんでソニックなんだ・・・」
「金の玉ですから。」
「・・・あぁ、なるほど・・・」
「それと、もうひとつの意味があります。」
ソニックに抱きかかえられ、ベッドへ運ばれる。
「なっ?!」
「新しい世界を見せて差し上げます。さぁ、力を抜いて・・・」
「! そ、それはいらん! あっ、やめ、あぁーーーーー・・・」
こうして、ファングは新しい世界に目覚めるのであった・・・・
[2回]
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